歯医者ほど怖いものはなかった

土曜日の夕方、チーズを食べたら異物が混入していた。
なんやこれは!
製造元に文句を言わんとあかんと息巻いていたら自分の歯の詰め物だった。
なんでチーズで取れなあかんねん。
もう20年もんなんで取れても当然か。
ようもった方か。

異物の件は解決したが、ムシ歯の方は解決していない。
土曜の18時。
取れるんやったらもっと早い時間に取れたらよかったのに。
奥さんがネットで土曜の18時でも開いている歯医者を探したらと言ってくれたので探してみる。
あった、あった、ごく近所にあった。
19時半までやってるぞ。
慌てて家を出る。

歯医者について状態を説明して待合室で待つこと5分、治療室に案内された。
優しそうな先生だ。
実は昔から歯医者が大嫌いなのだ。
すっごく痛い思い出しかない。
昔は今みたいに水を流しながら歯を削る仕組みなんかなかったから歯を削る時は口の中からもうもうと煙が出てましたからね。
あな恐ろしや。
おまけにものすごっく痛かった。
ちょっと、いや相当緊張してるやんか。
レントゲンを撮ってもらってから治療方針を聞くと取れて直ぐなのでチャッチャと詰めてサッサと終わるそうである。
治療を始めて10分もかからず終わった。
全然痛くなかった。
昔と大違いだ。
他の歯も診てもらったが、問題なしということであっという間に終わった。
歯医者が大嫌いから小嫌いに変わった瞬間であった。