自転車泥棒

先日、散髪に行った時のこと。
その散髪屋はスーパーの建物に併設されていた。
なのでスーパーの駐輪場に自転車を止めて散髪屋へ入った。
散髪も無事終わり、ついでに接骨院へも行こうと道順を考えながら自転車の鍵を開け、自転車を漕ぎだした。
考え事をしながら走っていたが、なんかいつもと自転車の漕ぎ心地が違う。
ブレーキの効きもおかしい。
よくよく自転車を見ると自分の自転車と違う。
あれ?あれ?
おかしいなあ?
いつもの間に変わったか。
ミスターマリックのマジックかもしれない。
いやいや、鍵は問題なく開いたのに。
鍵は後輪に着けるリングタイプの鍵だった。
いやいや、このままやったら自転車泥棒になってしまうがな。
急いで引き返して元あった場所に自転車を戻して鍵をかける。
やっぱり、同じ鍵なんや。
隣にあった自分の自転車の鍵を開けてそそくさと走り去った。
そばに自転車を探している風なおっちゃんがいたけど、あの人が本当の持ち主かもしれん。
市販の自転車の鍵はどれも共通の形状なんかな。